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「やっぱりね。トモダチとしては幸せになってほしいなー、とか月並みな事を思うんですよ」
みおが座るとちょうどいい高さのソファも、長身のアキラだと足がやたらに余る。そこに腕を乗せて笑いながら言う。
こうして見ると男から見ても魅力的だ。だから俺はみおとは会わせない。
そしてそれはきっとこいつも分かってる、と何となく思う。
「…幸せだよ。当たり前だろ」
「お前は、そうだろうね」
「何だよそれ。俺じゃ力不足か」
「逆だよ。お前はいつも自分で解決しようとするだろ。どうせみおちゃんの事も自分の力だけで幸せに出来るとか思ってんだろ」
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