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イチさんのいない一週間
「早く帰ってきて」という願いは、イチさんに会いたいからじゃなくて、理由は別にあるわけで。
やっと、一人で五木女史の相手をしなくてすむ、と
少しだけ安心して会社に向かった
「……」
沈黙。
午前中からずっと沈黙
朝に挨拶して以来、誰も言葉を発さない
なにこの苦しい空間
息するのも辛い、この状況が。
午後をまわった今でもまだ、続いている
どうすんの。
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