第1話

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私が小学5年になってからの人生をここに記す。 私は5年生になって、友達と違うクラスになった。 だから学校では、ずっと一人だった。 やっぱりクラスが違うと案外話さないものだなと実感した。 私はいつも教室で本を読んでいた。 もちろん話しかけてくれる人は居なかった。 そんな学校生活だった。 学校から家に帰ると母親がいつも出迎えてくれた。 私はただただそれが嬉しかった。 学校で一人の分、家では母親と沢山話した。 私が学校から帰ってきて少しすると姉が帰ってきた。 私には一人の姉がいた。 姉とは3歳違いで、その時は中学2年だった。 ある日、私は姉に聞かれた。 「初音ミクって知ってる?」 私は知らなかったので素直に知らないと答えた。 その初音ミクというものを姉に勧められた。 私は気になって調べてみると、見事にはまった。 ここから私の人生は狂っていったのかもしれない。 初音ミクは、所謂「VOCALOID」というもので、 人の声を編集して、機械で声を作るという物だった。 そしてボカロP(VOCALOIDプロデューサー)という人たちが その機械で曲を作るという物だ。 VOCALOIDは、初音ミク以外に MEIKO、KAITO、鏡音リン・レン等のキャラクターが居る。 例には出さなかったが、私はGUMIという キャラクターが好きになった。 そして、次第にアニメにも興味を持った。 そして世に言うアニオタという風になっていった。 この時はまだ、あんな事が起こるなんて思ってもいなかった。
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