第4話

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ちっぽけな意地のせいで、夏騎を完全に失ってしまった。 その快楽を与えてくれる夏騎が居なくなったわたしの身体は、今はただ、悲鳴を上げている状態。 夏騎は、わたしが居なくてもちゃんと強く生きている。 新しい彼女を見つけて、その彼女にあの快楽を与えているんだ。 あの唇が、あの指が…… 今はすべて彼女の物なんだ。 全身が嫉妬で震え出した。
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