はじまり。

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「ぎゃ!」 ドーンと押されてドアに突撃。 どうやら私は思いっきり押されて 飛ばされてしまったらしい。 「痛いよ。お兄ちゃん」 頭を擦りながら後ろの人物を睨む。 ふにゃっと笑ながら 「ごめんごめん。」 ごめんじゃないわーー! この人 私のお兄ちゃんで 小日向 衛 (こひなた まもる) 私の2つ年上の20歳の大学生。 いつもは優しい。 だけどちょっと性格に難あり、本人はまるで悪気なし。 だからってなんだか憎めない。 そう言うとこお母さんそっくりで ちょっと天然なんだよね。
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