第2話
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「帰ろ?」 「うん」 学校から出た道をとぼとぼと二人で歩く。 僕は明里の手をそっと握った。 明里も僕の手を握り返してきた。 「あの教室にいたこ、転校生?」 「そうだけど」 「かっこよかったね」 「うん」 「・・・妬いた?」 「すっげー妬いた」 「祐介の方が私好みだよ」 「知ってる」 幸せだな、とつくづく思った。
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