第2章 とんだ客人

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マルクは、椅子から立ち上がり二人の中年に怒鳴る マルク『いきなり、何しやがる!?』 中年『うるせぇ。てめぇら、誰に許し貰って、ここで商売しようとしてんだ!!』 マルク『誰にも許しなんざ貰ってねぇ。端でやんだから問題ねぇだろが!!』 中年『なんだと、こらっ!?この市場で商売しよってんなら、うちの親分の許可がいるのを知らねぇのか!!』 マルクは黙り、そして… マルク『解った。じゃあ、その親分に会わせて貰おうか。案内してくれ』 中年『はぁ、お前、親分に、会うってのか?なら会わせてやる。ついて来い』 中年がマルクの前を歩き出す マルク『…っと、その前に…な』 マルクは前方を歩く中年の背に足で前蹴りを入れる マルクの蹴りにより、中年の一人はそのまま前方に倒れ顔から地面の石板に顔を打ち付ける。 中年『グフォ』 もう一人の中年『何しやがる!?』 マルク『コバにしてくれたお礼をしたまでだ』 中年『親分に会わせるまでもねぇ、たたき潰してやる!!』 マルク『それは、こっちの台詞だ。ここは市場だしな…そうだ。貴様らにピッタリな、とっておきの魔法を思い付いた。楽しみにしてろ』 中年『何、ブツブツ言ってやがる!!』
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