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「いらない。
もう夕方だし、帰るけど。
また、明日、学校が終わったら来るから、続き聞かせてね」
なんていうことだ。
にこりと笑った顔はとても印象的で、いままで沈黙のまま、話を聞いていた少年と同一人物とは思えなかった。
じっと正面から相対する瞳は、恐れを知らない瞳で、
これからの物語にあえて挑もうとすら感じる。
そうか。
少年、いや、
彼が望むなら、これからのすべてを語ろう。
闇より深い、
禁断の園へ。
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