学校

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「参ったなぁ……」 休み時間、ぼくは自分の席に座って頭を抱えていた。 まさか、返してもらえないなんてことはないだろうけど、乱暴に扱われて傷でもついたらどうしよう?  それに、タダじゃ返してくれないよな。何かしらペナルティがあるはず……。 「何をそんなに悩んでるの?」 足元から声が聞こえてきた。 見ると、鳴鈴……じゃない、美香さんがそこにいた。
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