やり残したこと #2
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「悪いな、潔くん。そして何より、今日までありがとうな」 そう言って、春樹さんは再びぼくに握手を求めてきた。 ぼくはぎこちない笑顔を浮かべながら黙ってその手を握り、そしてナベオと一緒に鈴木家をあとにした。 .
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