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「な、何言い出すんだよ? ぼくが? 美香さんを? だって、相手は人妻でしかも人形だよ?」
「わかってんじゃねえか。だから諦めろって言ってるんだよ」
ぼくは返事をしなかった。
確かにぼくは美香さんに恋をしている。
それが、外見が鳴鈴だからなのか、美香さん自身の性格に惹かれたのか、それともその両方なのかはわからない。
とにかく、この一週間、美香さんはぼくにとって、姉であり母であり、そして恋人だった。
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