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いたずらに笑って
淡々としゃべって
しばらくすれば泣いて
何をするでもなく怒って
夢なんてなくて
日々がただいたずらに
過ぎていく毎日
何が楽しいなんて
そんなものなくて
楽しい事を探すことも
何もしないで
夢を描くことだってない
笑顔なんてのは作品で
人間の表情というわけではなく
ましてや楽しそうなモノでもない
僕たちはただただ毎日を過ごし
自分をクローンの目線で見ながら
無表情に生きていく
自分のことは嘘だらけ
友達なんて嘘の塊で
虚空を掴みながらも
手に入れたソレでさえ
結局は嘘だった
この世界は嘘だらけで
クローンなんてのも
きっと嘘
光の速さで進んでいく
毎日も
きっと嘘なんだろう
その笑顔は作品なのだろう
その友達も結局なかったことになるんだろう
夢を描くのが無駄だと
知りつつ
僕は1つの筆を手にとって
キャンバスに向かって
歩く
止めるな
無駄なのはわかっているのだから
そう
これはただの暇つぶし
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