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仕事と部活が残っていた先生を学校に残し、私はお父さんと一緒に先生の実家に戻る。
先生の実家に戻るのは、入学式の日以来だ。
家に入ると、先生のお母さんが私に浴衣をプレゼントしてくれた。ピンク色の布地に、黄色の花柄。帯は黄色。
「彩ちゃん、着せてあげるよ」
「ありがとうございます」
私は制服を脱ぎ、真新しい浴衣に袖を通す。お母さんは慣れた手つきで私に浴衣を着せてくれた。
「女の子はいいねぇ。彩ちゃん、よく似合ってるよ。まぁ可愛い」
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