きす、キス、KISS

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「…ったく、校内放送を聞いて、もしや?と思ったが、予想通りだ!お前たち、場所をわきまえろ。イチャイチャするのは、マンションに帰ってからにしろ!」 「…ごめんなさい」 私は机の下から、ごそごそと這い出す。 「輝!お前はどうしようもない教師だな!盛りがついた犬か!」 「ワン」 「馬鹿者!ふざけてる場合か」 ゴツンと鈍い音がし、先生が顔を歪めた。 「俺ら夫婦だし。頭殴るなよ。校内暴力反対!訴えるぞ」 「馬鹿者!」 先生は校長先生に、再び拳骨をされる。
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