最悪なハネムーン

7/24
前へ
/24ページ
次へ
「誰が着いて行くか」 俺は彩の手を掴むと、タクシーに飛び乗る。 「彩、ごめんな。せっかくのハネムーンなのに、あんなオマケ付で」 「ううん、いいよ。私、お父さんもお母さんも好きだし。賑やかで楽しいよ」 「ハネムーンに着いて来るなんて、無神経だよ。あり得ないよ」 「…ちょっと…ね」 彩が困り顔で、笑った。 その後、俺達は行く先々で親父達に遭遇。同じ観光スポットで一緒になるなんて、そんな偶然ナイから。 絶対、俺達を尾行してるな。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

144人が本棚に入れています
本棚に追加