144人が本棚に入れています
本棚に追加
向こうがその気なら、両親が来れない場所に行ってやる。
――夕方、俺達は近くのショップで水着を購入し、波の上ビーチに向かった。
彩は真っ黒なビキニ。
体は細いけどグラマーな彩。均整のとれたナイスボディはとても十六歳には見えない。
俺は彩の水着姿に、デレッと鼻の下を伸ばす。
本当はギューッて抱き締めたいよ。
――八月の沖縄。
観光客も地元の人も、日中を避け、夕方から浜に繰り出す。それでも真夏の太陽は、容赦なくチリチリと肌を焦がした。
最初のコメントを投稿しよう!