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「輝、松野君は?」
「松野が彩と一緒に朝飯食べたいって言ったから、ビシッと断った。あいつ、今日の夕方の便で東京に戻るらしい。だから、今夜から一緒だ」
「本当?やったぁ~」
「おぅ、やったぁ~」
俺達は抱き合い、チュッチュッと小鳥が啄むように、キスをする。
「ハァー、バカバカしい。見てらんないね」
お袋の大きな溜め息。
何だ、まだいたのか。
大きな体が、視界に入らなかったよ。
「お袋、この部屋は俺達に返して貰いますから」
「いやらしい~」
はぁ~!?
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