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カチカチカチカチ、猛スピードでエレベーターのボタンを連打する。
上昇するエレベーターと共に、俺の血も逆流し上昇だ。
ドアが開くと同時に、エレベーターから飛び降り、部屋まで一直線に走った。
部屋のドアを勢いよく開けたら…
――ボムッ!!
俺の顔面目掛け、ソファーのクッションが飛んで来た。クッションは俺の顔面を見事に捕らえ、ボトッと鈍い音を立て、足元に落下した。
「うぐぐっ…あや。誤解だってば」
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