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今回の事が、親父に知れたら俺はボコボコだ。関口のことは、彩を守る為にしたのに、何でこうなるんだよ。
「彩ちゃ~んってば。部屋で待ってれば喧嘩にならなかったのに」
「そうだね。部屋で待ってれば良かったよ。瞳と輝がコッソリ密会してるの、見なくてすんだもの。いつから瞳と付き合ってるの」
はぁ?
話が飛躍したし。
俺は密会もしてないし、付き合ってもいない。
「俺の事が、そんなに信じられないんだ。彩、いい加減にしないと、本気で怒るよ」
「…さよなら」
彩はキャリーをカラカラ引き摺り、玄関に向かった。
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