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【彩Side】
――翌朝…
「輝、はいお弁当」
私は先生に、グリーンのナフキンに包んだお弁当を手渡す。
「サンキュー」
先生が私の唇に、小鳥が啄むようにチュッとキスをした。
「うおっほん」
お父さんの咳払いに、私達は慌てて離れる。
「はい、これお父さんのお弁当」
「いつもありがとう。彩ちゃん、朝のチューは?」
「はぁ??するわけ、ねーだろ」
私に頬を突き出したお父さんに、先生が突っ込む。
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