133人が本棚に入れています
本棚に追加
「嘘!」
「……っ」
先生がカチカチに固まった。先生は私に嘘がつけない。だから、顔に全部出ちゃう。
本当の事を話してくれたら、許してあげるのに。
「馬鹿だな。友人だよ。学生時代、ワイワイ遊んだ仲間の一人」
「本当にそれだけ?」
「俺は嘘なんてつかないよ」
だって、瀬戸先生は名前で呼んだでしょう。
「ゃだ。話してるのに、ズルい…んっ」
先生は狡い、私の唇を塞ぎ、言葉を封じ込める。
最初のコメントを投稿しよう!