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「…私は忘れてないよ。あの時、私は…若かったから。自分の夢を選んでしまったけど。今なら…」
「今なら…?」
今なら、なんだよ。
まさか、告白する気じゃないよな。また付き合いたいなんて、そんな無茶言わないよな。
「私…今でも…」
シャンパンをゴクゴクと飲み干し、喉の渇きと緊張感を潤す。
ど…うする俺。
こんな、シチュエーション苦手なんだよ。
本当のこと言えないし、どう回避すればいいんだ。
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