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『こらっ、聞こえてますけど。電話切るからな。早く部屋に戻りなさい。男子と親しくするなよ』
「はいはい、煩いな。ママおやすみ」
『…どうせ俺は、過保護で煩くて最悪なママですよ。おやすみ』
俺は笑いながら電話を切る。
あと、一年五ヶ月…
それを乗り越えたら、彩は卒業だ。
俺はこの手で、彩を卒業させてみせる。成績優秀な彩を大学にも進学させてやりたい。
俺と結婚した事で、彩の夢や未来を壊したくないから。
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