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「彼女幾つですか?ヤキモチ妬くなんて可愛いですね。羨ましいなぁ」
「だから、彼女ではありませんよ。今の電話は友人です」
「またまたぁ、隠さなくてもいいですよ。誰にも言いませんから」
宮地先生と話をしながら、俺の目は彩を追う。角増が彩の手を取り、引っ張るように歩き出した。二人の姿は側にあった建物の陰になり、完全に俺の視界から消える。
彩と手を繋ぐなんて!!
彩も彩だ。
何をノコノコ着いて行ってんだよ。
男は狼だ。
いや、獣だ!野獣だ!
獣が、俺の奥さんを拉致!?
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