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「宮地先生、俺ちょっとトイレに行ってきます」
「はい、行ってらっしゃい」
俺は角増と彩が消えた建物に向かう。建物の陰に隠れた二人をコッソリ覗き見る。まるで不倫調査をしている興信所の探偵みたいだ。
「なぁ星野。いい加減、返事してくれよ。俺と付き合ってくれるんだろ?」
「だからね。それは無理なの」
「なんで?俺が星野より年下だからか?ガキ扱いすんなよな」
彩は年上のオトナの男が好きなんだよ。子供はすっこんでろ。
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