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「星野先生、話を盗み聞きかよ。生徒の恋愛に口を挟むなんて、先生もヤボだな」
「俺は星野の叔父だからな。二股なんて、そんなふしだらなことは、叔父として認めるわけにはいかないんでね」
「…チッ、うぜぇ。星野、またあとで」
角増は小さく舌打ちをしながら、男子の方に歩いて行った。周囲に人がいないことを確認し、俺は彩に近付く。
「彩、なにやってんだよ。もう勘弁してくれよ。俺の目の前で男子とイチャイチャすんな。ヒヤヒヤしてやってらんないよ」
彩がツンと唇を尖らせ、俺を睨んだ。
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