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「公表?輝…二人の関係を認めるの?」
「彩とのことは認めるよ。ただし、ひとつだけ間違っている」
「何よ、何が違うって言うの。女子高生の姪に手を出すなんて、見損なったわ」
「だから、違うんだ。俺と彩は…」
「せんせい…待って…」
彩が俺の上着の袖を引っ張る。『これ以上喋らないで』と、目で訴える彩に、俺は優しく微笑む。
「瀬戸先生。俺と彩は叔父と姪なんかじゃない」
一瞬会話が途切れ、沈黙が流れた。涼子は困惑し、俺達の顔を交互に見つめた。
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