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修学旅行を終え空港で解散になった。私達は瀬戸先生に頭を下げ二人でタクシーに乗り込む。
タクシーの中で、私は不安な気持ちを先生にぶつけた。
「ねぇ先生。瀬戸先生本当に黙っていてくれるのかな?」
「大丈夫だよ。アイツはサッパリした性格だから、一度決めたことは変えない。俺達に協力してくれるはずだ」
二人の間にある大人の信頼関係が、ちょっとだけ妬ける。
「彩ちゃん、例のことまだ怒ってるの?」
「もう怒ってないよ。五日ぶりの東京。妹の愛梨奈に早く逢いたいよ」
「そうだな。俺もいっぱいお土産買った」
「私も」
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