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「愛梨奈より大切なもの?そんなものはないさ。でも俺は愛梨奈と同じくらい彩が大切なんだよ。俺は彩に高校を卒業して欲しい。愛梨奈のためにも、彩には自分の夢を諦めて欲しくない。自分のために彩が将来の夢を諦めたと知ったら、愛梨奈だってショックだよ」
「…そうかな」
「彩、俺達は家族みんなで愛梨奈を育てているんだよ。誰もそのことを負担だなんて思っていない。寧ろ楽しんでる」
「それはわかってるよ。家族には感謝してるの。ただ…私がこれで母親だって言えるのかな」
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