5人が本棚に入れています
本棚に追加
/85ページ
すぐに答えは分かった。
オオカミのところまで行くと、ギラリと光る銀色の瞳がフィーネとフィナーレを見た。
((お待ちしておりました。
フィーネ様フィナーレ様。))
2頭が同時に話しかけてきた。
純白のオオカミが一歩前に出てお辞儀した。
(私の名はビアンカ。
フィーネ様と共に生きる者。)
次に、漆黒のオオカミが一歩前に出てお辞儀した。
(俺の名はネロ。
フィナーレ様と共に生きる者。)
((それでは、自然の女神イニーツィオのもとへ案内しよう。))
息の合ったかっこいい自己紹介を終えると、ビアンカとネロは向きを変えて歩き出した。
道の無い森の中へ。
最初のコメントを投稿しよう!