神殿

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すぐに答えは分かった。 オオカミのところまで行くと、ギラリと光る銀色の瞳がフィーネとフィナーレを見た。 ((お待ちしておりました。 フィーネ様フィナーレ様。)) 2頭が同時に話しかけてきた。 純白のオオカミが一歩前に出てお辞儀した。 (私の名はビアンカ。 フィーネ様と共に生きる者。) 次に、漆黒のオオカミが一歩前に出てお辞儀した。 (俺の名はネロ。 フィナーレ様と共に生きる者。) ((それでは、自然の女神イニーツィオのもとへ案内しよう。)) 息の合ったかっこいい自己紹介を終えると、ビアンカとネロは向きを変えて歩き出した。 道の無い森の中へ。
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