5人が本棚に入れています
本棚に追加
/85ページ
同時刻に、フィナーレも修行メニューを読んでいた。
「こ、殺し合い?!
一体どういう事だ?」
修行メニューの裏を見てみると、続きが書いてあった。
『殺し合いは1日1回で結構です。
時間や場所は決めません。
ただし、中途半端な戦いはしないこと。
どちらかの息の根を止めるまで戦うこと。
人間相手では、神の能力を使うわけにはいきません。
よって、能力は極力使わないこと。
これらの事を守って戦いなさい。
殺し合いではなく、ただの練習の時には能力を使っても構いません。
さて、能力を使わずに素手で戦えなんて、そんな酷いことは言いません。
私からのプレゼントとして、フィナーレには両手剣の『望月』と弓の『新月』を与えましょう。
テーブルに置いてある箱の中身がそうです。
それらの武器は普通の武器ではありません。
あなたが生まれた時、あなた自身から生み出された神の剣と弓なのです。
その剣と弓はあなた自身なのです。
あなたが死ぬまで決して壊れることはありません。
刃を磨ぐ必要もありませんし、矢を補充する必要もありません。
使用しない時は消すことができ、使用する時には現れます。
説明が長くなってしまいましたね。
1ヶ月の成長を楽しみにしてますよ。』
修行メニューはここで終わっていた。
最初のコメントを投稿しよう!