神殿

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同時刻に、フィナーレも修行メニューを読んでいた。 「こ、殺し合い?! 一体どういう事だ?」 修行メニューの裏を見てみると、続きが書いてあった。 『殺し合いは1日1回で結構です。 時間や場所は決めません。 ただし、中途半端な戦いはしないこと。 どちらかの息の根を止めるまで戦うこと。 人間相手では、神の能力を使うわけにはいきません。 よって、能力は極力使わないこと。 これらの事を守って戦いなさい。 殺し合いではなく、ただの練習の時には能力を使っても構いません。 さて、能力を使わずに素手で戦えなんて、そんな酷いことは言いません。 私からのプレゼントとして、フィナーレには両手剣の『望月(もちづき)』と弓の『新月(しんげつ)』を与えましょう。 テーブルに置いてある箱の中身がそうです。 それらの武器は普通の武器ではありません。 あなたが生まれた時、あなた自身から生み出された神の剣と弓なのです。 その剣と弓はあなた自身なのです。 あなたが死ぬまで決して壊れることはありません。 刃を磨ぐ必要もありませんし、矢を補充する必要もありません。 使用しない時は消すことができ、使用する時には現れます。 説明が長くなってしまいましたね。 1ヶ月の成長を楽しみにしてますよ。』 修行メニューはここで終わっていた。
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