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修行2日目。
フィナーレは昨日のような事にならないよう、まだ外が暗い午前4時にフィーネの部屋に向かった。
昨日フィーネがやっていたように通気孔から部屋に侵入する。
寝ているところを襲うのはさすがに可哀想だな。
そんな事を思いながら、フィーネの寝ているベットに近づいて行く。
そして、布団の上から思いっきり望月を突き刺した。
ところが……
「……………………」
何の反応も手応えも無い。
「お兄様の行動は分かりやす過ぎですよ♪」
後ろからフィーネの声が聞こえた。
どうやら、可哀想などと考えている余裕は無かったようだ。
次の瞬間にはフィナーレの意識は遠くなっていった。
それから約1週間くらいは、どんな手を使ってもフィナーレはフィーネに1勝することも出来なかった。
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