5人が本棚に入れています
本棚に追加
/85ページ
フィナーレが目を覚ました時、フィーネはさっきと同じ変身をしていた。
しかも、なぜか日本の巫女服を着ている。
「その巫女服、どうしたんだ?」
フィナーレがフィーネに尋ねると、フィーネは嬉しそうにくるっと回って巫女服を見せてから言った。
「お母様から頂いたんです♪」
「え?
イニーツィオが?
一ヶ月後に会いましょうとかなんとか言ってなかったか?」
フィナーレがそういったその時、フィーネとフィナーレの間に風が流れた。
そして、それは次の瞬間イニーツィオの姿に変わった。
「1ヶ月も待つ必要が無くなったのですよ、フィナーレ。
まだまだ未熟ではありますが、私の任務をこなすのには十分です。
後は、任務をこなしていく中で修行を続ければ、もっと強く、そして能力を使いこなせるでしょう。」
イニーツィオは前にあった時と同じ姿で言った。
「フィナーレは寝ていましたから、プレゼントが遅れましたね。
フィーネには日本の巫女服をあげました。
フィナーレにも日本の袴をあげましょう。
これらは私が作り出した特別製ですから、鎧よりも丈夫です。
きっと、あなたたちを守ってくれるでしょう。
さて任務ですが、日本の服をあげましたが、先に中国に行ってもらいます。
日本は、中国での任務が無事に終わってから行ってもらいましょう。」
イニーツィオは優しい笑顔でそう言った。
最初のコメントを投稿しよう!