修行

10/11

5人が本棚に入れています
本棚に追加
/85ページ
フィナーレが目を覚ました時、フィーネはさっきと同じ変身をしていた。 しかも、なぜか日本の巫女服を着ている。 「その巫女服、どうしたんだ?」 フィナーレがフィーネに尋ねると、フィーネは嬉しそうにくるっと回って巫女服を見せてから言った。 「お母様から頂いたんです♪」 「え? イニーツィオが? 一ヶ月後に会いましょうとかなんとか言ってなかったか?」 フィナーレがそういったその時、フィーネとフィナーレの間に風が流れた。 そして、それは次の瞬間イニーツィオの姿に変わった。 「1ヶ月も待つ必要が無くなったのですよ、フィナーレ。 まだまだ未熟ではありますが、私の任務をこなすのには十分です。 後は、任務をこなしていく中で修行を続ければ、もっと強く、そして能力を使いこなせるでしょう。」 イニーツィオは前にあった時と同じ姿で言った。 「フィナーレは寝ていましたから、プレゼントが遅れましたね。 フィーネには日本の巫女服をあげました。 フィナーレにも日本の袴をあげましょう。 これらは私が作り出した特別製ですから、鎧よりも丈夫です。 きっと、あなたたちを守ってくれるでしょう。 さて任務ですが、日本の服をあげましたが、先に中国に行ってもらいます。 日本は、中国での任務が無事に終わってから行ってもらいましょう。」 イニーツィオは優しい笑顔でそう言った。
/85ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加