離別

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フィーネはさっそく翼を広げて舞い上がった。 これなら全く怪しまれずに簡単に侵入可能です♪ フィーネは研究所の敷地内に上から侵入することにあっさり成功した。 研究所の敷地内にある木にとまる。 さて、建物に忍び込むならどこがいいでしょうかね♪ フィーネが建物を見渡すと、偶然にも窓が何箇所か開いている。 ラッキーです♪ フィーネは再び舞い上がり、開いている窓から建物に侵入することに成功した。 ところが…… 「あれ、なんか珍しい鳥が迷い込んでますよ?」 2人組の男が廊下の角から現れた。 「本当だ。 これ、鷹じゃないのか? この辺じゃ見ないな。」 「どっちにしろ、逃がしてやった方がいいんじゃないですか?」 そう言って男の1人がこっちに歩み寄ってきた。 これはピンチです! フィーネはすぐに飛び上がり、2人組の男とは反対方向に逃げ出した。 「あっ! 逃げちゃった……」 「まぁ、いつかは逃げ出すだろ。 ほっとけよ。」 2人組の男が追いかけてこないのを確かめると、フィーネは舞い降りた。 危ないところでした。 お兄様なら、従業員の1人にでも変身術で変身してしまえば楽でしょうね。 それでは、地下から探しますか♪ やっぱり地下が怪しいです♪ フィーネはそう考えると、再び舞い上がり、地下への道を探し始めた。
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