邂逅

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「私に弟子は必要ありません♪ この場は見逃してあげますから、他をあたってください♪」 フィーネはそう言って、リヤンの頭上を飛び越え、ドアを出て走って行った。 取り敢えず地上に出て、研究所を破壊して任務を終わらせましょう♪ フィーネは全力で地上へ向けて走って行った。 一方、一人残されたリヤンは…… 「絶対にあの人の弟子になるもん! フィーネって言ってたっけ? よし、フィーネ様の弟子として認めてもらえるまで諦めないんだから!」 何やら1人で決意し、フィーネの後を追って走って行った。 フィーネは地上に辿り着き、一息付く。 「よくよく考えてみれば、前回の施設だって中から壊す必要なんて無いじゃないですか♪ 外から壊して、中の人達を皆殺しにしてしまえばいいんですよね♪」 さらりと恐ろしいことを言う。 「すべて壊してしまえば、中の装置だって壊れますもの♪」 とっても楽しそうにそう言うと、施設に向かって手をかざし、ありったけの炎を呼び出した。 「さあ、何もかも燃やしつくしてしまいなさい♪」
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