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「イニーツィオ様を狙っている神がいる事はご存知ですか?
イニーツィオの3人の息子です。
フィーネさんに、その企みを止めて頂きたいんです。
その為には、日本にいるイニーツィオ様の妹、ベスティアの生まれ変わりである月神 聖奈と協力する必要があります。」
「そういう事ですか♪
真実はさておき、お母様の事はイニーツィオ様と言っているのに、私の事はフィーネさんなんですね♪」
やばい……
フィーネの手に剣が現れる。
フィーネの愛剣、『十六夜』だ。
「さあ、フィーネ様とお呼びなさい♪」
きじねこと菊華は命の危機を感じて反射的に言った。
「「フィーネ様!!」」
「よろしい♪」
フィーネは満足したようで、既に手に剣は無かった。
ふぅ……
ある意味危ない任務ですね……
「ま、別にフィーネさんでも構いませんけどね♪
ただ、この茶番を楽しみたかっただけですから♪」
「「えっ……」」
これまた2人揃って唖然とする。
「私は面白くて楽しければそれで良いんです♪」
この快楽主義者め……
きじねこはそう思ったものの、またとんでもない聴力で聞かれて機嫌を損なわれたら大変なので口には出さないでおいた。
「きじねこの話、今は信じてあげても良いですよ♪」
すっごい上から目線……
「ありがとうございます。
では、私たちと共に日本へ行きましょう。
聖奈さんに会う事が出来ればそこで私たちの任務は終了です。」
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