裏屋

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フィーネは緑のゆるふわショートヘアーに緑の瞳の姿に変身した。 「さて、では早速行きますか♪」 その様子を見た菊華がはしゃぐ。 「うわぁ! これが変身能力なんだね!! すごーい!」 ズドーンッ!! そして、何故か次の瞬間、菊華は横から来た何かによって遥か遠くへ吹っ飛ばされた。 「フィーネ様に何してるのよぉ!」 見ると、そこにはリヤンが居るではないか。 「やっぱり追いついて来ちゃったんですね、リヤン♪」 フィーネはニコッと笑ってそう言った。 「えっと、フィーネさん? この方はお知り合いですか? 私の情報ではフィーネさんは他者とは関わらないとありましたが。」 きじねこが落ち着いてフィーネに尋ねる。 「私はフィーネ様の弟子なの!」 フィーネに尋ねているのに、リヤンが答えた。 「弟子?」 きじねこが疑いの目でフィーネを見る。 「弟子ではありませんよ♪ つい最近出来たストーカーです♪」 「そんなぁ! フィーネ様ひどいですぅ……」 「それにしても、よくもまぁあんなに吹っ飛びますね♪」 フィーネが楽しそうに言う。 「綺麗に飛んで行きましたね。 まぁ、そのうち戻ってくるでしょう。」 きじねこが冷静に答える。 普通ならそういう問題ではないのだが、ここに普通の人がいない為に突っ込みが全く無かった。
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