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「今日、お前どうした?実の兄に対して言うセリフじゃないぞ」
「いや、真面目な話。学校でモテモテじゃん。」
「あのなー俺がモテてたら今頃彼女いるだろ。」
「かー!!そりゃ、お兄ちゃんレベルになれば告白出来ないよ。」
褒めてるのかけなしてるのかわからねーし。
「え?浅岡君彼女いないの?」
女子高校生だと思っていたが、実は俺らと同い年だと判明した二人組の一人の麻莉が聞いてきた。
「いないよ…」
「え?本当なんだ。」
「つか、どうするよ?明日行くの?」
「俺行こうかな…」
「え?」
「響行くの?」
「なんか普通ならなかなか入れない世界だし。少し興味あるし。」
「じゃ、俺も。モデルになれるかもしれないし。モテるかも笑」
「和政も?俺は…」
「お兄ちゃんいーじゃん。スカウトなんて一般人はされないんだよ!」
「私達も皆がやるならやりたい。なんか三人面白いし」
「俺も興味あるけど、親に聞いてからにする」
「じゃ、決定な。」
その日はメアド交換をして、俺達は別れた。
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