第1話 運命の出会い

10/10
前へ
/74ページ
次へ
「今日、お前どうした?実の兄に対して言うセリフじゃないぞ」 「いや、真面目な話。学校でモテモテじゃん。」 「あのなー俺がモテてたら今頃彼女いるだろ。」 「かー!!そりゃ、お兄ちゃんレベルになれば告白出来ないよ。」 褒めてるのかけなしてるのかわからねーし。 「え?浅岡君彼女いないの?」 女子高校生だと思っていたが、実は俺らと同い年だと判明した二人組の一人の麻莉が聞いてきた。 「いないよ…」 「え?本当なんだ。」 「つか、どうするよ?明日行くの?」 「俺行こうかな…」 「え?」 「響行くの?」 「なんか普通ならなかなか入れない世界だし。少し興味あるし。」 「じゃ、俺も。モデルになれるかもしれないし。モテるかも笑」 「和政も?俺は…」 「お兄ちゃんいーじゃん。スカウトなんて一般人はされないんだよ!」 「私達も皆がやるならやりたい。なんか三人面白いし」 「俺も興味あるけど、親に聞いてからにする」 「じゃ、決定な。」 その日はメアド交換をして、俺達は別れた。
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加