第1話 運命の出会い

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突然後ろから知らない声がし、驚いた俺が振り返ると女ではなくオッサン。 「さっきから話を聞いていたわ」 まさかのオカマだし、他人の話勝手に盗み聞きするなよ。 「私は「やめて下さい!!」 オカマが何かを話しだそうとしていたら、誰かの声が遮った。 声のした方をみると 高校生位の女二人が絡まれ、手を捕まれていた。 普通なら知らないふりをするのだろうが、妹のいる俺にとってこの状況は放っておけない。 ナンパ男は 「少しでいいからさ。お金なら払うから」 と勝手な事をほざいている。 俺はいつの間にか男の腕を引っ張り、叫んでいた。 「やめろよ!!」 男は、何が起きたのかわからない顔でいたが しばらくすると赤い顔で切れだした。
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