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ナンパ男が去ると、周りから拍手が起こった。
ナンパ男に絡まれていた女子高校生が俺に駆け寄り
「本当にありがとうございました。」
と言われ恥ずかしくなった。
響と和政も
「お前ヤベーよ」
「正義の味方みたいだし」
ハズいからもうやめようか。
赤くなっている俺に最後の追い打ちが来る。
「素晴らしい!素晴らしいわ!!私の理想のグループが今ここに!」
忘れてたさっきのオカマまだいたんだった。
「つか、オッサン誰?」
すかさず和政がつっこむ。
「オッサンなんてひどいわー!私は芸能事務所スターズのマネージャー、烏丸よ。あなたたち、5人アイドルにならない?」
女子高校生二人は、オカマのキャラの濃さに押され気味だったが、
「俺は無理。」
「俺らもなー。」
俺ら三人は無理だ。
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