第1話 運命の出会い

7/10
前へ
/74ページ
次へ
ナンパ男が去ると、周りから拍手が起こった。 ナンパ男に絡まれていた女子高校生が俺に駆け寄り 「本当にありがとうございました。」 と言われ恥ずかしくなった。 響と和政も 「お前ヤベーよ」 「正義の味方みたいだし」 ハズいからもうやめようか。 赤くなっている俺に最後の追い打ちが来る。 「素晴らしい!素晴らしいわ!!私の理想のグループが今ここに!」 忘れてたさっきのオカマまだいたんだった。 「つか、オッサン誰?」 すかさず和政がつっこむ。 「オッサンなんてひどいわー!私は芸能事務所スターズのマネージャー、烏丸よ。あなたたち、5人アイドルにならない?」 女子高校生二人は、オカマのキャラの濃さに押され気味だったが、 「俺は無理。」 「俺らもなー。」 俺ら三人は無理だ。
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加