第1話 突然の告白

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今私は、地味に強風が当たる屋上に松本君と二人でいる。 「で…用事って?」 春先で寒いから、とっとと切り上げて教室に戻りたいのが本音。 「返事…まだ?」 「返事…?」 「ほら。今朝の告白の返事」 いや待てよ。 普通に考えても早過ぎるでしょ。 「早くない?時間貰っちゃだめ?」 すると私の目を真っすぐにみて 「ふらないんだ。即ふるって噂なのに。」 馬鹿にしたような目をする。 「ま、どーでもいいか。」 どーでもいいなら聞くなよ。 言葉に詰まり無言になる私にさらなる追いうちをかけてきた。 「やっぱり、女って顔ばっかしだな」 破棄捨てるような言い方をする。 私の中でなにかが切れた。 プツン…
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