僕と彼女 #2

3/5
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
僕は構わなかった。 美由との恋愛は、一般的なハッピーエンドではないけれど、 こうして誰かに頼られてすがられる気持ちは悪くなかった。 この子は僕がいないと困るのだ、という事実が僕を安心させた。 美由の体温も、感触も、表情も、 心以外の全てが僕のものだ。 それが慰め。 何もない僕の、支え。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!