僕と彼女 #2

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「さとし、今日バイト?」 放課後、美由が教室まで迎えに来た。 顔が疲れているみたいだ、すがるような目で僕を見ている。 「今日はなし。一緒に帰る?」 「じゃあ、家おいでよ。この前借りたゲーム進まないの。やろう?」 「はいはい」 そうして僕は後ろに美由を乗せ、ペダルを漕ぎ坂を下る。 美由のマンション、4階の左から3つ目。 それが今や日常になっていた。
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