僕と彼女 #2

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僕はかばんを置き、美由の部屋のテレビをつけた。 ゲームはつなぎっぱなしで置いてあった。 電源を入れ、コントローラーを持つ。 「今日茜さんバイト?」 「そう。何かね、バイト先の子がバイクで事故って足折れちゃって。で、その代わりに茜が入ってるの」 「うわ。大丈夫かな」 「ね。倒れそ」 大丈夫かな、と僕が言ったのは事故に合った友達のことだったのだが、 美由は茜さんのことしか頭にないようだった。 「そうだね」 けれど僕はそう答えた。
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