不協和音

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美由は僕の側に飛んできて、画面をくいいるように見ている。 早くて当然だ。僕はもう一度クリアしているのだから。 「やっぱり男の子だねぇ。茜は全然できないの、ゲームもスポーツも」 美由は愛しそうに笑う。 「一応ここでセーブしとくよ」 「ありがと」 美由はテレビを消し、机に戻った。 僕は隣のベッドに寝転がった。
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