不協和音
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彼女はまた爪に集中し、部屋の中が静まりかえった。僕は目が閉じる。 しばらくすると 美由はピンク色に塗り終えた爪を僕に見せてきた。 ご機嫌の美由を見て思う、茜さんの為の色だ。 その考えが心の中にささくれをつくっていく。
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