第1話

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彼はいつも一人だ。だが、それは彼はそれを望んでいない。むしろ、友達が欲しい肉食系である。 ではなぜ、彼は一人で外を見ながら他人の話を盗み聞きする環境になったのか。 原因の1つは彼の顔の傷跡である。 彼の容貌はいたって普通、悪く言えば特徴のない地味なもの。よく言えば悪い言われようをするものはないのだ。 だが彼の顔の両頬には大きな傷がついていて、その傷をとやかく言うものは最初はいなかったんだが、近所の大人たちに怪しまれその影響はその大人たちの子供にまでも影響があり彼はぼっちを余儀なくされている。 まぁ、ほかにも要因はあるのだが 彼は水瀬 宥武(ミナセ ナダム)。 最初は精神を病むほどの重症だったが親やある人物の努力の甲斐あって宥武はそれを乗り切り今はなんとかやっている その環境が当たり前になった今はあまり気にはしていない。 それに彼は人と違う力がある。 その一つ 「(霊ーそんなに悲観しないでくれよ)」 「(最近、ひどいですー。みんな私のこと悪霊みたいにー)」 視えないものが視えるのである。  
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