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君はこの子を守ると誓うか・・・
はい。私の命は・・・様の命・・・たとえこの手を汚せども私は・・・様を・・・
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宥武「・・・・ん・・・あれ・・・?そっか夢か・・・」
日はすっかり沈んで、時間は八時を過ぎていた。学校の中も人も少なくなり、月明かりに照らされた教室は一層不気味さを醸し出していた。
宥武「おーい!霊ー!いないかー?」
大声を出すが返事は帰ってこない。
宥武「(また、警備員にいたずらしてるのか?まぁ、いいか)」
宥武は机の横にかけていたカバンを手に取り教室の戸締りしてを出た。
宥武の靴の音が廊下に響き渡る向かう先は職員室教室のカギを返しに行く。
大抵宥武は教室で夕方まで寝ることが多く帰りに職員室にカギを返しに行くことが日課になっている。この間に体を起こすのにちょうどいい運動になるのだ。
いつもと変わらない日々、宥武はこの今の状況を気に入っている高校に入り周りの対応も落ち着いて彼は人生で一番といっていいほど平凡(特殊ではあるが)を感じている。
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