第1章

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って、何?! その気になってどーすんのよ! ほっとかれて、気になり出すなんて、女子高生かよ! 仮にも私はお母さんなの! 教師なのっ! だんだん腹立ってきた。 「ね、聞いてます?」 「っは、はいっ。」 「冴木先生、さっきから、ひとりで百面相してますよ。」 「北村先生?!」 「計算 ドリル、教室に置いたままなので、教室で採点してきますって、言いたかっただけなんですけど。」 「えっ、あ、どうぞっ。」 急いで顔を引き締めて、返事した瞬間。 急に耳もとが熱くなる。北村先生に、囁かれた声で・・・ 「面白いから、一緒にきて。」
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