第3章 札幌ゲノメディカ

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 日本の創薬産業の風雲児になるべく札幌に来たというのに、まさか、日本の製薬会社に潰されるとは思っても見なかった。  しかし、こっちも、やられてばかりはいられない。  三ツ橋製薬の犯罪行為を許す訳にはいかない。  真之は、特許弁護士や弁理士と共に法廷闘争の手続きを整えて、更に敵側に秘密裏に内偵をおくり、証拠探しを進めていた。  「目には目を、歯に歯を」の戦略だ。
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